十三第7藝術劇場で観てきました。PM9時からの回のみなのでちょっとためらいましたがフランス映画ファンとしてはこれは見過ごすわけには行きません。しかもフィルムノアール(フランスの暗黒街をテーマにした映画をこう呼ぶそうです)です。舞台は現在のパリ。やくざ同士の権力抗争。裏切りが裏切りを呼ぶ泥沼の世界です。かなりハードな描写が多かったので女性にはちょっとお薦めしにくいかもです。主演はブノワ・マジメル。ぱっと見はボクワ・マジメダみたいな感じですがなかなかシブいあんちゃんです。「ナイト・オブ・ザ・スカイ」にも主演しておりました。しかしやくざ映画はやはり「仁義なき戦い」が一番でしょう。出てる俳優さんは全部その筋関係の人かなと思わせるぐらい皆さんはまってましたから。それと「実録安藤組」も迫力ありましたね。なにしろ主演の安藤昇は本職でしたもんね。これらシリーズもんは中3のとき封切りと同時に近所の東映の映画館で観ました。いや〜面白かったです。当時大阪の福島に住んでましたので家から徒歩圏内に玉川東映あるわピンク映画専門の吉本キネマあるわA級吉野ミュージックあるわでなかなか面白いところでした。「女囚さそり」や「女番長スケバン」や懐かしいです。よく観に行きました。成人指定でも中学の学生証で「あんたらあかんで〜」といいながら営業上モラルを返上しておばちゃんが学割してくれたそんな時代です。今から思うとホントおおらかでした。今回ちょっと無駄話が多すぎましたね。すんまセロリ。