天六ホクテンザにて観て参りました。フレンチ臭120%!ぎんぎんのフランス映画です。いや〜これはすごい映画ですよ。話の筋はこうです。異才を放つ新進気鋭の映画監督フランソワは、女性の「性のタブーと歓び」をテーマにした映画制作をかかげ、出演者を決めるため次々と女優を面接していきます。しかしフランソワの過度の要求(ちょっと内容はブログでは書けません。お許し下さい
)に女優たちはあきれ席をたってしまいます。そんな中やっと3人の候補者があらわれカメラ・テストがおこなわれます。ここからフランソワを軸にした3人の女優との相関関係、そして3人の女優同士のなかでの相関関係が複雑に絡み合っていきます。これは実際にジャン=クロード・ブルソー監督が「ひめごと」という映画を撮ったときに女優たちからセクハラで訴えられ敗訴した体験をもとに作られた映画だそうです。(なんやきっちりネタにしてまんがな。) 芸術を探求しすぎた故の結末なのか、個人の自己満足なのか。それともどこにでもある男と女の愛憎劇の結末なのか。ぐぐっと胸に迫り来るものがありました。私の中では高得点です。